アイシングクッキー向きのクッキーを作る9つのコツ
くっきり! 平らなクッキーが焼けました!
本やネットを調べて、アイシングクッキーに向いた、重ねられるくらいフラットで、縁のしっかりしたクッキーができました。
Before→Afterでご紹介します。
やっぱりいちばんの呪文は「ていねいに」でした。
膨らむ、高さが違う、くっきりしてない、縮んじゃう…ダメダメクッキー!
まずはダメダメクッキーをご覧あれ。
以前の記事で紹介したのはクリアファイルを型にしたクッキーだったので、その後に焼いた型抜きのクッキーです。
全体にボコボコして、高低差が激しいですね。
縁もぼんやりというか、あるようなないような…といったところ。
横から見ると一目瞭然。
かぼちゃの縁に上手く抜けなかったクズが残っちゃってますね。
左のフレームはもはやどんな形が不明です。
奥の丸は、真ん中がボッコリ。
そしてなによりびっくりしたのがこの焼き縮み。
抜いた型にすっぽり…
しかも縦の縮みっぷりがすごいですね。
このクッキーはさすがにアイシングできないぞ、と早々に家族で食べてしまいました。
アイシングクッキーに向いたクッキーを作る9つのコツ
私が目指すのは「綺麗×おいしい」アイシングクッキー。
そのためには、アイシングが綺麗に絞れるとか以前に土台のクッキーが「綺麗×おいしい」じゃなきゃいけません。
いろいろ調べた結果、アイシングクッキーに向いたクッキーを作るコツをいくつか見つけることができました。
- 最初にバターに空気を含ませすぎない(賛否あり?)
- 小麦粉とバター+砂糖+卵は混ぜすぎない、まとまったくらいで終わり
- 冷やす前に生地を伸ばす、クッキングペーパーの上でルーラーを使用
- 縦に伸ばしたら横にも伸ばす
- その状態でラップをして冷蔵庫に3時間以上寝かせる
- 素早く型抜きし、周りの生地を取り除き、クッキングペーパーで天板へ
- 抜き終わったらオーブン予熱中に天板ごと冷蔵庫へ、最後まで冷やす
- 2番生地、3番生地もその都度伸ばした状態で冷やす
- 焼きあがったら熱いうちにひっくり返し、平らなヘラなどで垂直に押さえる
製菓理論から外れていることもあるかもしれません。
あんまり関係なかったり、実はNG! なんてことあったら教えてください(ドキドキ)
しかしこれらのことをしてできあがったのが、こちらのクッキー!
いかがですか?
もちろんプロのパティシエや講師の方が作るクッキーにはほど遠いですが、前回のダメダメクッキーとはかなりの差があると思うんです。(自画自賛)
カタチはっきり、縁がくっきり垂直、表面が平らな、アイシング向けクッキーに近づきました。
フレームもちゃんとカタチが出ているし、なにより角があります。
かぼちゃは上からでも横からでも、スッキリまっすぐです。
ちなみに焼き縮みですが、いろんなクッキー型をクッキーに載せてみたら、ことごとく入らないんですね。
以前は上に膨らんだけど、今度は横に膨らんだのかしら?? と思ったけど、これはコツ9で押さえてるから、若干広がったためですね。
アイシングに向いてるクッキー、向いてないクッキーの差ってどこ?
私の今までのクッキーの作り方って、
- 生地が粘土みたいになるまでよく練る
- 団子状のまま30分くらい冷やす
- ルーラーを使わず縦方向のみに伸ばす
- ダルダルの生地を天板に移す時に歪む
- 2番生地、3番生地は手でよく捏ねて、そのまま伸ばす
なんてしていたので、確かに調べたコツと真逆…ボコボコゆがんだクッキーができるはずです。
コツの中でよく効いたと思うのは(主観ですが)、混ぜすぎない・冷やす前に平らに伸ばす・よく冷やす・焼きたてを裏から押すですが、それらをていねいに! 行うことがいちばん。
私はざっくりした性格なので、料理は材料も手順をちょっとはみ出しちゃったりすることがよくあります。でも料理ってどうにかリカバリできたり、まぁそのまま出しちゃうこともあるんですけども。
よく言われることですが、お菓子は「キッチリ!」じゃないと、綺麗でおいしいにはなかなかたどり着かないようです。
工程をひとつずつていねいに行ったクッキー。
これがアイシングに向いているクッキーと、向いてないクッキーを生み出す差ですね。
まとめ
アイシングクッキーに向いているクッキーを作る9つのコツを紹介しました。
これからもっと調べて、焼いて、「綺麗×おいしい」クッキーを目指します!
ぜひコツに関しての情報をお待ちしています。
もちろんアイシングの腕も磨かなきゃ!